パウダーコート（粉体塗装）とは、塗料を粉末状にしたものを静電気を利用して部品に吹き付け、熱で溶融・焼付けすることで塗膜を形成する塗装方法です。当社ではポリエステル、ポリウレタン、アクリルの粉体塗料を使用しています。
粉体塗装は環境にやさしく、塗膜の厚さが均一で美しい仕上がりが得られることから、新車の自動車やバイク部品に多く使用されています。

パウダーコートは、塗膜の厚みが均一であるため、以下のようなメリットがあります。
まず、表面の凹凸や曲線にも均等に塗布されるため、塗装面が綺麗に仕上がります。また、厚い塗膜を形成するため、塗装面には傷や擦り傷に対する耐久性が高く長期間の耐久性を維持できます。
さらに、当社で使用しているパウダーコートの塗料は、柔軟性や耐候性に優れていたり、外部からの衝撃に強く、経年変化しにくいという特徴があります。このため、走行中の振動や気象条件などによる影響に対して、優れた防御を発揮することが期待できます。
また、塗装方法の中でも塗装技術が容易なため比較的低いコストで施工ができます。

当社で使用している溶剤焼付塗装は乾燥炉にて乾燥・硬化するアクリルウレタン焼付塗料を使用しています。
パウダーコートと比べて耐候性、耐ガソリン性、マスキングでの見切りが可能、調色可能など多くのメリットもあります。柔軟性や表面硬度も同等です。素材への密着性は２液硬化型のウレタン塗装より遥に強いです。
塗料をシンナーで希釈して吹き付け塗装するので塗膜の厚さを調整できます。
スイングアームやビレットパーツなど、質感をいかしたシャープな仕上げが可能。また、好みの艶に調整したり、クリアーコートすることが可能です。
パウダーコートと比べて、作業者の高度な技術が必要になります。

ガンコートの魅力は硬度と耐溶剤性にずば抜けて優れている塗装という点です。
塗膜の硬さは鉛筆の芯の硬さと比較して決められていますが、ガンコートの塗膜は鉛筆硬度9H相当とトップクラスの硬さを誇ります。
耐溶剤性はガソリン、シンナーなどの溶剤、ブレーキフルードなど薬品でも塗膜が溶けたりすることがありません。
また、塗装自体に放熱性があるためエンジン、ラジエーター、ブレーキキャリパーなどの冷却効果が期待できます。

セラコートは高性能セラミックスを配合した塗料で、焼付硬化のHシリーズ、常温硬化のCシリーズ、マフラーにエキパイの温度にも耐えられるHIGH TEMPシリーズが主にバイク部品に使用されています。ガンコートよりも色の種類が多いのも特徴です
他にも放熱性の高い塗料、絶縁性能の高い塗料、ピストン用の塗料、ステルス性能塗料、断熱塗料があります。

スムースラインはセラコートの施工認定講習を受講した認定施工ショップです。